障害者助成金活用事例 No.4
セキュリティシステム組込みの駐車場ゲートにリモコン送受信機を設置し、両上下肢障害者のゲート通過を容易にした事例


1.  課題

   ゲートの開閉においては、従来、セキュリティシステムにカードをかざして通過するようになっていたが、両上下肢障害のあるAさんは、身体を伸ばしてセキュリティシステムにカードをかざすことができなかった。
   そのため、Aさんは車窓越しに棒を用いてその先にくくり付けたカードをかざし、駐車場のゲートを上げて通過を繰り返しており、本人の肉体的、精神的負担があった。

2. 課題解決の工夫・取り組み

   障害者を受け入れるにあたって、専用の駐車場を正面玄関近くに設置するとともに、駐車場から玄関までの通路上に屋根を設置することで、天候に左右されずに社屋に出入りできるように配慮をしていたが、ゲート通過をするために両上下肢障害者が苦労を強いられていることには気付かなかった。
   この状況に対して、障害者全員と各チームマネージャー数名を構成員として、毎月開催している社内の情報提供、その他何でも話せる定例会の場で、ゲートの開閉をリモコン操作に切り替えることができれば安全に楽に通過できるとの意見がAさんから出された。 これを受けて、定例会において実現に向けての検討が行われた。

3. 取り組みの効果

   Aさんは、リモコンを使用することでゲートをスムーズに通過することができ、精神的な重荷が軽減されたとともに、自分の意見が採用されたことで仕事への意欲が増した。
   また、建議すれば意見を尊重してもらえるという信頼関係が事業所と障害者との間で形成され、仕事面に好影響を与えている。

4. 活用した助成金

   駐車場ゲートのリモコン送受信機の設置に当たっては、第1種作業施設設置等助成金を活用した。
   上記の取り組みに係る所要費用は、348千円で、助成金受給額は、232千円であった。

ゲートシステムとインターホン
ゲートシステムとインターホン
リモコンで送信し、ゲートを開閉
リモコンで送信し、ゲートを開閉


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