障害者助成金活用事例 No.8
パトライト・電光表示器等を設置することにより、聴覚障害者の環境改善が図れ、新たに職域開発が可能になった事例


1.  課題

   障害者雇用推進の一環として、グループ会社から新規に、宝飾・時計商品等の高額商品の内容検品の委託を受けることにより、10名前後の聴覚障害者の雇用することになった。
   そこで課題となったことは、聴覚障害者の作業場所における安全をどのように確保すればよいか、また、連絡体制をどのように整備するかであった。

2. 課題解決の工夫・取り組み

   作業・休憩・緊急時等における連絡方法として、パトライト等を設置することにより、光と色で連絡できる方法を検討した。
また、パトライト及びフラッシュライトは、点滅により注意を喚起するためには有効であるが、加えて、より確実な情報提供が可能な電光表示器の設置も併せて検討した。
   その結果、フラッシュ光にてメンバーに注意を促すことができるキセノン灯と、文字表示にて情報伝達が可能な電光文字表示器を、室内のどこからでも確認できるよう、天井に取り付けた。

3. 取り組みの効果

   機器設置前は、多数の聴覚障害者に対し一斉に連絡する手段がなかったが、これらの機器を設置することにより、通常の作業や休憩時の連絡のみならず、緊急時の際にも適切な避難・誘導等ができるため、安心して作業できる職場環境が実現した。
   また、周囲のスタッフの手話技術が未熟な段階でも、工夫次第で有効なコミュニケーション手段の一助となることが分かり、以後の職場改善のきっかけ作りとなった。

4. 活用した助成金

   パトライト、電光表示器等の導入に当たっては、第1種作業施設設置等助成金を活用した。上記の取り組みに係る所要費用は、2,079千円で、助成金受給額は1,386千円であった。

パトライトにより注意を喚起
パトライトにより注意を喚起
電光表示器により確実に情報を伝達
電光表示器により確実に情報を伝達


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