障害者助成金活用事例 No.40
拡大読書器等を導入することにより、中途で視覚障害者となった事務職員の職場復帰が可能となった事例


1.  課題

   事業主団体の管理職であったAさんは、網膜の神経萎縮による急激な視力の低下及び視野狭窄により視覚障害者(2級)となり、治療及び職場復帰訓練を受けるため、約2年間休職していた。
   当団体は、Aさんを職場復帰させるにあたって、どの部署のどんな仕事が可能かを検討することになった。Aさんを事務職として復職させるにあたっての課題は、Aさんは、視力低下に加え、視点の中心が見えないため、文書のレイアウトや構成等の判別が困難であり、パソコンの使用に支障があったことである。

2. 課題解決の工夫・取り組み

   Aさんは、職場復帰に向けて日常生活訓練及びインターネットの活用、ワード・エクセル等のアプリケーションソフトの訓練を受講し、視覚障害者用のパソコン及びその周辺機器の操作技能を習得していた。
   職場復帰にあたっては、3つの部署での実際に業務を体験してもらい、Aさんの能力を発揮できる部署を検討したところ、企画・調整部門への配置が決まった。
   Aさんの障害から発生する上記1のような事務処理上の支障を解消するため、拡大読書器や音声読み上げソフト等を導入することとした。

3. 取り組みの効果

   拡大読書器や音声読み上げソフト等の就労支援機器を導入することにより、文書の判読やパソコンの使用が可能となり、事務処理上の支障は解消された

4. 活用した助成金

   拡大読書器及び音声読み上げソフト等の整備にあたっては、第1種作業施設設置等助成金を活用した。上記の取り組みに係わる所要資金は、764千円で、助成金受給額は、508千円であった。

拡大読書器等を導入することにより、中途で視覚障害者となった事務職員の職場復帰が可能となった事例


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