障害者助成金活用事例  No.44
拡大読書器やスキャナ、OCRソフト導入により、
視覚障害のある社員の業務効率化と目の疲れが軽減された事例


事例1


1. 課題

   視覚障害2級のAさんは、技術関連の部門に所属し国内外工場の環境活動報告書のデータ解析や集計などを担当しているが、報告書類などは紙ベースのものが多く、自分で所持しているルーペ(レンズ)を使っていると非常に目を酷使し、また、業務効率も大変悪いことになっていて改善が必要だった。

2. 課題解決の工夫・取組み

   PC音声対応ソフトに加え拡大読書器導入を検討した。

3. 取組みの効果

   拡大読書器の導入により、紙ベースの書類は自分の見やすい文字サイズに拡大できるようになった。また、画面を白黒反転できることから、目の負担を軽減でき業務効率を大幅に改善できることとなった。

事例2


1. 課題

   視覚障害2級のBさんは、社会貢献活動に関連する部門に所属し、社会貢献くらぶ事務局としてNPO支援や災害時の義援金募集、社内ボランティア募集など、ワード・エクセルを活用しての業務を担当しているが、紙ベース資料を読むことや送付物の宛名書きなどが困難であり改善が必要だった。

2. 課題解決の工夫・取組み

   PC音声対応ソフトに加えスキャナやOCRソフト導入を検討した。

3. 取組みの効果

   スキャナおよびOCRソフトの導入により、社内外の紙資料は、スキャンしてテキストデータに変換して音声ソフトで読み上げることができるため、Bさんは、目の負担をかけずに内容を把握することができるようになった。また、拡大読書器の導入により、送付物の宛名他記入もでき、また、自作文書のレイアウトやバランスを確認できるようになった。

4. 活用した助成金

   スキャナや音声対応ソフト等の整備にあたっては、第1種作業施設設置等助成金を活用した。上記取り組みに係わる所要費用は860千円で、助成金受給額は573千円であった。

スキャナやOCRソフト等を使用した入力風景
スキャナやOCRソフト等を使用した入力風景


協力事業所:株式会社資生堂

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