株式会社富士通アドバンストソリューションズ

2. 「当たり前の存在」としての同僚

車いす利用者である鈴木和生さんは、1994年に入社。業務部に所属し、社内から集約される売上や原価の管理、また社内事務システム運用におけるマニュアル作成やトラブル対応などに従事している。

「僕が入社した頃は車いすの障害者はまだ珍しい存在でしたが、今では数も増えました。仕事をする上で『障害者だから』という特別視はほとんどされていないと思いますね」と鈴木さん。

「彼がいないと困る仕事も多いですし、同じ職場で働く仲間として、大いに頼りにしています」と原淳二業務部長と中嶋倫子さんも太鼓判を押す。


鈴木和生さん(中央)と原淳二業務部長(左)、中島倫子さん
鈴木和生さん(中央)と原淳二業務部長(左)、中島倫子さん


鈴木さんは障害を有する従業員のなかでは先輩格。車いすの新入社員が入居する寮を探すときは、設備が整っているかなどをチェックしアドバイスすることもある。

また、鈴木さんと長年一緒に働いてきた同僚たちも、車いす利用者への対応には慣れたものだ。「たとえば…」と笑いながら語る原部長。

「部で飲み会をするときなどは、鈴木くんが利用しやすい店を探すわけです。段差がなく、通路やトイレが広い店にしないといけませんからね。うちの部にはそういった店のリストが作ってあるんです。で、先日、他の部署に車いすの新入社員が入社したんですが、歓迎会をやるということで幹事が相談に来たのですよ。『どんな店にしたらいいですか』と聞くので、その秘蔵のリストをお貸ししました(笑)」

障害者が「当たり前の存在」として共にいる姿を示す格好のエピソードであろう。


独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 検索画面へ
高齢・障害者雇用支援機構トップページへ