それぞれの場面に対応できる機器の整備により、
職業能力を活かすことができた視覚障害者の事例 1. 課題 当大学理工学部で実験、実習、演習の教育、情報通信設備の運用・管理、またそれら装置に関連のある技術の教育指導担当として勤務していたAさんが、進行性の病気により視覚障害1級の判定を受けた。 2. 課題解決の工夫・取り組み 雇用を継続するという立場から、まず就労支援機器の貸し出しを申請し、1年間(延長を含む)に亘って貸し出しを受けることで、Aさんと機器の適合について検討した。その結果、機器の使用による効果は高いという判断をもって助成金の申請を行った。 3. 取り組みの効果 Aさんが担当する業務それぞれの場面に対応できる機器を整備することで、Aさんの負荷を軽くすることができた。また、仕事で求められる専門知識・技術が発揮できる環境にある程度以上整備することができた。 ①業務:研究など 場所:研究室 使用機器:据置型拡大読書器 目的:書類、業務関連書籍および論文等を読むため。研究室のデスクの周りに設置し、常時使用する。 ②業務:授業・会議など 場所:研究室以外 使用機器:携帯型拡大読書器 目的:研究室以外での業務のため(ex.学生からの質疑・応答に応える)。週3日以上の頻度で使用する。 ③業務:情報通信設備の運用・管理 場所:研究室 使用機器:PC用拡大読書器 目的:理工学部情報系の教員として情報通信設備の運用・管理、及び教育指導に伴うコンピューター利用のため、パソコンの使用は不可欠である。 上記にあるように機器の貸し出し、 購入へといったプロセスのなかで、Aさんにとって職業能力を発揮できる環境が整備され、責任ある仕事の遂行と雇用の継続が可能となった。 4. 活用した助成金 据置型拡大読書器、携帯型拡大読書器、PC用拡大読書器等の導入に当たっては、第1種作業施設設置等助成金を活用した。上記の取り組みに係る所要費用は、699千円で、助成金受給額は、466千円であった。 ![]() ![]() 場面にあわせて使用する機器も異なる(携帯型拡大読書器とPC用拡大読書器)
協力事業所:学校法人龍谷大学
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