株式会社香蘭社
4. 今後の課題・展望障害者の雇用率を達成することは会社として社会的使命を果たすことであるとして、今後もできる範囲での雇用を促進していきたいというのが香蘭社の方針ということであった。 受け入れ側としての準備や研修等も必要であるため、関係機関との連絡調整を進めながら知的障害者の雇用についても、今後更に受け入れを拡充していく予定とのことであった。 しかし、今後4~5年のうちに、退職していく社員が急増することが見込まれており、技術力の高い社員も多く含まれていることから、後継者の育成が今後の課題となってくる。その意味で、障害のある従業員が今後どの程度仕事の技能を高め、補ってくれるのかということも障害者雇用の進展と関係してくると考えられる。 身体・知的いずれの従業員も職場では明るい表情で意欲的に仕事に取り組んでいた。障害者の方と他の社員との意思の疎通も十分に図られており、障害者にとって働きやすい職場という印象であった。これは、障害者雇用の管理責任者が熱心であるということや職場環境の改善に積極的に取り組まれているということもさることながら、人を大切にする会社としての伝統が息づいていた。 執筆者 : 西九州大学健康福祉学部 准教授 田代 勝良
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