アシックスアパレル工業株式会社

5. さいごに

アシックスアパレル工業株式会社の取材で、障害のある従業員が工場内で仕事をしている様子を拝見する機会があったが、それぞれの皆さんが専門の職人に見え、規格書を片手に作業をされる姿は非常に頼もしく見えた。あるグループの班長の方は、「仕事にも一生懸命で、グループ内を非常に明るくしてくれている必要な人材だ」と答えてくれた。

ノーマライゼーションには、「障害者であろうと健常者であろうと、同じ条件で生活を送ることができる成熟した社会に改善していこうという営みのすべて」とあるが、アシックスアパレル工業株式会社の宮崎工場はそのような環境に近いと感じた。

このような素晴らしい職場環境になったのは、障害のある従業員が長年継続して勤務していたことで、従業員にノーマライゼーションの意識が自然に受け入れられたことも一つの理由であろう。

執筆者  :  宮崎公立大学人文学部国際文化学科 教授 辻 利則
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