株式会社ハラダ精工
2. 障害者雇用の経緯3年ほど前に、東社長がやむにやまれぬ事情で、特殊な仕事(専門の技術と高度なクオリティーを要求される製品の製作)を受注した際のこと。当時社内には、社長以外にこの注文に応えられる技術を持った社員が存在せず、完成品検査・納期その他を考えると、どうしてもその専門技術を持っている人間のサポートを必要とした。そこで、以前からの知己であり、かつ件の技術を持っていたAさんに声をかけ、納品完了までの予定でアルバイトとして採用した。 ところで、当事業所の社員採用の選考基準においては、原則として現社員の意見が大きな割合を占めるのだという。社長曰く、「社外にいる時間の方が圧倒的に長い私よりも、多くの時間を共に社内で過ごし、一緒に業務を遂行していくことになる社員の声を重要視するのはとても大切。社員に仕事仲間として認められる人物を選ぶのは当然のこと。」なのだそうだ。 前述した特殊な仕事の終了後も、引き続きAさんに勤務してもらうことになった背景には、一緒に業務を遂行していくなかで、Aさんの仕事に対する熱意や態度を評価し、その資質と技術が素晴らしいものであることを理解した東社長と他の社員の共通した思いがある。 当初はAさん本人の事情もあってアルバイトの身分であったが、一年前から正社員として勤務、現在にいたっている。 |