株式会社ハラダ精工
4. 今後の課題ほか最後に東社長に以下を尋ねてみた。 「今後の課題は何ですか。」 「そうですね。近々の課題ではありませんが、一つは、Aさんの持つ技術を後に続く者に継承していくことでしょうか。」 「行政を始め、関係機関に何か要望などはございますか。」 「私は、トライアル雇用もジョブコーチも各種助成金も全く何も知りませんでした。本当は私自身がもっと勉強しなくてはならないのでしょうが、なかなか思うにまかせません。障害者に関するさまざまな情報を、もっと広く周知していただけるとたいへん助かります。それから、もっと多くの方に現場や実態を見ていただければいいなあと感じています。現場を知る方が増えれば、雇う側もいつでも安心して相談できますから、今よりずっと障害者を雇いやすくなるはずです。」 「障害者雇用に踏み切るかどうか、迷っていらっしゃる事業主の皆様に一言。」 「障害者に限ったことではありませんが、人を採用するときは、欠点や短所を見つけるのではなく、いいところを見つけてあげるのが大切ではないでしょうか。障害=欠点だからマイナスと捉えるのではなく、特技や長所を見つけ、それを自社で活かせるかどうかを考えてあげることで、会社経営はよりよくなると思います。大企業とは違い、経営者の目が隅々まで行き届く中小企業だからこそ、障害者雇用(障害者個々の持つ能力を伸ばし、活用すること)が可能だと思います。」 執筆者 : ほりえ社会保険事務所 所長 石神 啓介(社会保険労務士)
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