株式会社ベジタブル・ウェル

4. 今後の展望

現在、ベジタブル・ユーは大きな事業開発に着手している。それはベビーリーフの水耕栽培である。これまでの土耕栽培が有していた作業の大変さを軽減し、天候の影響を受けずに安定的な生産が可能だからである。すでに一部、試験的に水耕栽培を開始しており、ベジタブル・ウェルの受託業務も検品・袋詰めから農作業へと広がりつつある。

また、鶴上社長は今後のビジョンとして「グループホームの建設」を挙げて次のように語る。

「働く場所だけではなく、生活の場も提供していきたいと思います。職場にグループホームが併設され、同年代の社員たちが同居すれば雰囲気もいいだろうし、職場としての満足度も向上するのではないか、と夢見ています。」

一人ひとり異なる性格や条件、家庭環境や取り巻く人々。それらを踏まえて、よりよい方向へと導くには、一歩踏み込んだ経営者の姿勢が求められるのだと、ベジタブル・ウェルの事例に思う。それは次のような鶴上社長の言葉に集約されている。

「知的障害を持つ人々に、ひとりでも多く、自分で生活を築いていけるチャンスを作れたらと考えています。自立して働くことができ、やがて結婚し、家庭を持ってほしいと。親御さんたちとはそういう話をしているのです。」

執筆者:株式会社エアーズ  森  克彰
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