医療法人祐里会姉川病院

3. 今後の課題と展望

医療・介護サービスを提供する当事業所は、バリアフリーを基本とした構造であることから、身体障害者の就労環境として整備されていると言える。しかしながら、職員専用のエレベーターを設けているわけではなく、患者・利用者ならびに家族や面会者を最優先にしているため、職員の使用は暗黙裡に極端に控えられている。身体に障害のある職員には、フロアの移動や物品の運搬に負担をかけていることが考えられるが、その点については職種ごとの業務内容の工夫と他の職員の相互協力によって、支障がないように配慮をしている。

現在までに身体障害者の雇用実績はあるものの、他の障害に対する雇用は困難な状況にある。これは、当事業所の事業内容がすべての部署において、直接的・間接的に人命にかかわるものであることが要因である。

今後は、種々の障害について職種ごとの管理者への教育を図ることをはじめとして、全職員が障害者雇用に関する認識を深めることができるような啓発の機会を持つことによって、新たな雇用創設につなげていくことが課題である。

真に『地域住民にとってのやさしい病院』を実現するためにも、種々の障害に対応できる就労環境づくりへの取組を推進したいと考える。

執筆者: 医療法人祐里会姉川病院  事務長  折原  重光
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