発達障害者の経理業務等における合理的配慮事例

2017年度作成
事業所名
合理的配慮事例・29036
業種
学術研究、専門・技術サービス業
従業員数
97人
職種・従事作業

1.総務グループに所属し、主に給与、経理、施設管理、庶務等の業務を担当。

2.会計システムへのデータ入力、会計書類のファイリング等の事務作業、施設等の清掃、食堂・湯沸し室の整理整頓等に従事

障害種別
発達障害
障害の内容・特性

1.広汎性発達障害

2.コミュニケーションの取り方が苦手で対象者に伝わっているか判りにくい。単調な作業をコツコツと続けることができるが、同時並行の作業は困難。 順序立てて具体的な作業指示が必要。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

1.対象者の採用前から職業センター及び就労移行支援機関と対象者に対する配慮の提供方法等に関する相談を行うとともに採用後もジョブコーチ支援等に関する話し合いの機会を定期的に設けた。具体的には、以下のとおりである。
(1)対象者の採用前に、職業カウンセラーによる勉強会を開催し、事業所全体の取組として対象者の障害特性や配慮事項等に関する理解を深めた。
(2)採用後においては、ジョブコーチ支援に関する話し合いなどを定期的に設けた。具体的には (ア)ジョブコーチが、対象者やパートナーの状況を確認しながら対象者に対する声掛けやアドバイスを行うとともに、パートナーに対しても指示の仕方などのアドバイスをした。 (イ)対象者との面談では、不安に思っていることや体調面の聞き取りを行った。(ウ)パートナーとの面談では、業務上の課題に係る相談等を行った。 (エ)入社当初は週2日の支援を行い、その後は状況により支援日数の調整を行いつつ入社から3か月間実施。その後も職場定着に向けたフォローアップ支援を2か月毎に実施した。

2.上司による対象者との面談は、ジョブコーチによる対象者との面談結果を踏まえたフォロー面談、パートナー変更に伴う面談及び1年毎の契約更新に係る面談を実施した。また、各面談においては、対象者の就労上の課題や雇用継続に向けた課題等について把握するとともに解決を図るように努めた。なお、産業医による定期的面談については、主治医の診察を受けているとのことで現在は実施していない。
なお、ジョブコーチ支援を活用することの利点としては、障害特性は一人ひとり異なり事業所において何をしたら良いか判らないときに的確な助言が受けられること、採用当初会社として対象者本人に直接質問しにくいことも第三者による客観的な視点で課題等の確認を行い、対象者に対して的確に伝えてくれることなどである。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

1.パートナーからは、例えば会計の入力書類については何日までに入力を完了させたら良いかを付箋等をつけて明示してもらえるので、作業の進捗状況を確認しながら安心して仕事ができて非常に助かります。
また、作業指示者の方からは、その都度「作業手順書」や「作業メモ」等を作成してから判り易く丁寧に説明してもらえるので、新しい仕事でも判り易くて良く理解することができます。更にその場でよく判らなかったことでも、「日誌」等を活用し質問すれば丁寧にフォローしてもらえるので、毎日大変ありがたいと思っています。

2.この会社に入社してから丸二年になりますが、職場にも担当する業務にも慣れてきました。
今はこの会社に入って本当に良かったと思います。このまま長く勤務できれば良いと思っています。

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