知的障害者の介護施設における合理的配慮事例

2018年度作成
事業所名
合理的配慮事例・30217
業種
医療・介護業務
従業員数
1,095名(法人全体)、35名(デイサービスセンター)
職種・従事作業
介護業務(食事・排泄・着脱・整髪の介助など)、バックヤード業務(清掃、洗い物など)
※介護については当初は補助作業であったが、徐々に職務の幅は広がっている。
障害種別
知的障害、ぜんそく
障害の内容・特性
内向的で自分から意思表示をするのが苦手である。特に、苦手なタイプの人や初対面などで情報不足の相手の前では緊張してしまい、言葉が出なくなる傾向が見られる。突発的な出来事に対してとっさに判断・行動すること、機転をきかせて行動することは不得手である。漢字の読み書きや長文の読解が苦手で、難しい言葉(医療・介護用語など)が含まれた説明文等を理解するのは時間がかかる。しかし、一度覚えた仕事はコツコツと堅実にこなす。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

現在、対象者は、資格取得に向けて勉強中である。入職前にホームヘルパー2級の資格を取得しているが、より難易度の高い多様な介護業務に就けるようになりたいと「介護職員初任者研修」の資格取得に意欲を燃やし、講座を受講している。
漢字の読み書きや長文の読解などが苦手な対象者のために、主任以下、全職員が一丸となってサポートしている。テキストの漢字にフリガナをふり、難しい医療・介護用語などを含む内容はテキストを読むだけでは理解しにくいため、講習前に先輩職員が付いて予習し、講習後にはわからない点の解説を行う。実技研修では、先輩職員が実践して見せるなど、しっかり理解できるまで何度も繰り返し補習を行っている。
最終テストの難関が控えているが、対象者の強い意志と、周りの人々の応援やサポートによって、多少時間はかかろうとも必ず資格を取得するに違いない。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

「介護の仕事に就こうと思ったのは、中学2年の時、介護センターに体験学習に行って、「人の役に立ちたいな。おじいちゃん、おばあちゃんのお世話がしたいな」と思ったのがきっかけです。高校3年の時にホームヘルパー2級の勉強を始め、卒業後に資格を取りました。
私は人見知りしてしまうところがあって、利用者さんとうまくお話できなかったりしたのですが、利用者さんの個人ファイルを見て話題をみつけたり、体の不自由な部分を確認して接するようにしました。入職した時から担当してくれた主任が、同じことでも何度も丁寧に指導をしてくれて、少しずつ仕事に自信がもてるようになりました。たまに仕事がしんどいなと思う時もありますが、利用者さんから「ありがとう」と声をかけてもらえるとやりがいを感じるし、「そんなこと言ってられない。がんばろう!」という気持ちになります。今の目標は一人で送迎に出られるようになることです。「介護職員初任者研修」の資格を取得して一人前の介護士になれるよう、がんばりたいと思っています」(対象者談)

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